大切なヒール・パンプスのお手入れ方法

お店で履くヒールやパンプス。しっかりとお手入れしていますか?

「お店のロッカーに入れっぱなしで、拭いたり磨いたりなんて一度もしたことがない…。」

なんて人も多いのでは?

実はヒールやパンプスは、目に見えなくても外的な汚れやタバコのヤニ、ホコリなどがついていて、とっても汚れているものなんです。できれば1日履いたらその日にしっかりお手入れすることが大切。

さらに汚れたヒールやパンプスをずっとロッカーに入れていては、雑菌が繁殖して悪臭の原因にもなります。
「毎回は面倒…。」というあなたも、2~3回に1度、どんなに空いても1週間に1度はきちんとお手入れしましょう。

今回は、ヒールやパンプスの美しさを保ち、長持ちさせるお手入れの方法をご紹介します。ぜひ参考にして、大切なヒールやパンプスを磨いてみて下さい!

お店用と通勤用は分けるべし

お店で履くヒールやパンプスと、通勤用で履く靴を分けていますか?

靴は傷がつきやすくカカトなどもすり減りやすいので、出来れば外と室内で履くものは分けることがおすすめです。

特にスパンコールや飾り物、ホワイト系の華やかなドレスに似合うパンプスやヒールは、通勤で使用してしまうと泥で汚れたり、引っ掛けたりしてすぐに台無しになってしまいます。

それを防ぐためにも、できれば【通勤用】と【店内用】と分けるようにして下さい。

また、室内用だから全く汚れないわけではないので、お店に置きっぱなしにするのはおすすめできません。
特に袋の中に入れて保管しておくなどは通気性が悪いので絶対にNG。靴は外側だけでなく内側も汗などで汚れています。

できればその日の汚れはその日の内に落とすようにしましょう。

ヒールやパンプスの素材

ヒールやパンプスと言っても、その素材は様々です。素材ごとで少しお手入れが異なる場合もあるので、注意して下さい。素材によりクリーナーやスプレーが違うので、お手入れするヒールの素材を最初に確認しましょう。

●エナメル素材

お店で履くのにぴったりのエナメル素材。1色単体でも十分可愛くて履き回しもききます。光沢があり華やかで、ツルツルした触り心地で汚れもつきにくいのが特徴です。耐水性もよく、水がかかってもさっと拭き取れるのが嬉しいところ。

ホステスを長く務めるのであれば、必ず持っておきたいヒールではないでしょうか。

●スエード素材

起毛が特徴的で秋冬におすすめ。温かいイメージと落ち着いた雰囲気で、ドレスやワンピの派手さを押さえたい時にピッタリです。しかし汚れがつきやすくシミになりやすいので、履いたらすぐにお手入れするのが基本。

こまめにブラッシングするようにしましょう。

●革素材

丈夫で履けば履くほど味がでる革素材。地味なイメージがあるので、ナイトワークには少し不向きかもしれません。黒一色などの革素材のパンプスなどは、華やかさには欠けるのでお店ではなく、通勤用などにおすすめです。

履きやすく、他の素材よりもお値段が高いのが特徴です。

●布素材

可愛い柄やプリント、スパンコールの装飾など、様々なデザインがあってお値段も手頃な布のヒール。華やかなドレスに合いデザインが豊富なので、夜のファッションにピッタリです。

しかし布製のヒールやパンプスはほこりなどがつきやすく、さらに繊維まで汚れが染み込みやすいのがデメリット。それを防ぐには、使用後は毎回ブラッシングをしたりし、時には水でしっかり洗うのがポイント。奥まで汚れがしみ込んでしまうと、落としにくくなるので注意です。

ヒール・パンプスのお手入れ方法

ヒールやパンプスは水に弱いので、ゴシゴシ丸ごと水洗いはあまりおすすめできません。日々のお手入れは、ブラッシングで十分です。

では、ヒールやパンプスの正しいお手入れをご紹介します!

-用意するアイテム-
・シューズブラシ
・柔らかい布
・専用クリーナー
・防水スプレー
・栄養クリーム

①ブラッシング・拭き取り

履いた後は必ずブラッシング、または拭き取りをしましょう。エナメル素材はブラシを使うと傷がつきやすいので、柔らかい布で優しく拭き取ります。

それ以外の素材は優しく丁寧にブラシでほこりや汚れを落としていきましょう。カカトや裏側もしっかりブラッシングして下さいね。内側は乾いた布で拭きます。

日々のお手入れはこれでOKです。汚れが気になった場合や、1週間に1度くらいの頻度でクリーナーを使って外側の汚れを落としていきましょう。

②クリーナーで汚れを除去

それぞれの素材に応じた専用クリーナーを適量とり、乾いた布で拭き取ります。ゴシゴシ擦ると傷になってしまうので、優しく丁寧に拭き取って下さい。クリーナーを使った後は必ず最後に乾いた布で再度拭き取りましょう。

③防水スプレーを振る

こちらは2週間に1度~月1回程度でOkです。お手入れの最後に防水スプレーを全体的にふきかけます。それぞれの素材に合わないものを使用するとシミなどの原因になるので、必ず吹きかける前に素材に使用可能かどうかを確認して下さいね。

エナメル素材は耐水性もあり、室内で使用するだけであれば特に防水スプレーは必要ありません。

④栄養クリームでツヤ出し

こちらも月に1回程度でいいので、栄養クリームを塗ってツヤを出しましょう。特にエナメル素材のヒールやパンプスには栄養クリームは必須。ツヤツヤ光って、足元が美しく見えますよ。

「ちょっと色がくすんできたなあ。」と感じた時は、栄養クリームを塗ってヒールを蘇らせましょう。

以上がヒールやパンプスの基本的なお手入れの流れになります。しかし布製のヒールやパンプスの場合は、上記の方法では汚れが落ちない場合もあるので、水洗をして汚れを落としていきましょう。

布素材のヒールのお手入れ

表面が布素材のヒールは、ブラッシングやクリーナーだけでは汚れが落ちないこともしばしば。その場合は、表面を洗剤を使用して洗うことがおすすめ。ただしヒールの中側は濡らさずに注意して下さいね。

上記のお手入れ同様、最初にブラシで大まかな汚れを落としておきます。

-用意するアイテム-
・スポンジ
・おしゃれ着用洗剤
・タオル

①スポンジで汚れを落とす

ぬるま湯におしゃれ着用の洗剤を溶かし、スポンジを浸します。浸したスポンジで、ヒール・パンプスの外側の布部分をこすり洗いしましょう。外せる装飾は外しておき、スパンコールやビーズなど外せない部分もありますが、装飾部分はデリケートなので擦らないようにして下さい。

バケツや桶にヒールの外側部分を浸しながら洗うのがコツです。内側に水が入らないようにして下さいね。

②ぬるま湯ですすぐ

スポンジ洗いが終わったら、新しいぬるま湯に変えて洗剤が残らないようきれいにすすいでいきます。洗剤が残るとシミになることもあるので、念入りにすすいでいきましょう。

⑤陰干しする

タオルでしっかり水分をとったら、風通しの良い場所で陰干ししていきます。乾くまでに2~3日かかりますが、生乾きで履くと雑菌繁殖などの原因になるので、しっかり乾かしましょう。

天日干しは紫外線などで生地を傷める場合があるので、日陰で干すのがポイントです。

布素材は少しお手入れが大変ですが、大切なヒールやパンプスを長持ちさせるためにも、ぜひ上記の洗い方を参考に、お手入れをしてみて下さい。

まとめ

お洋服は毎日洗濯するのに、ヒールやパンプスは全くお手入れしないという人は以外に多くいます。ひどい場合はお店におきっぱなしで、「1年以上洗っていない…。」という女の子も…(爆)

室内だけだと汚れている感覚はあまりないですが、細かい汚れやホコリがついているので、必ず定期的にお手入れするようにして下さい。

「カウンターレディだしお客様から見えないから大丈夫」と思ってる子は要注意。汚れたヒールを履き続けていると、ふとした瞬間に足元を見られた時、「不潔な子だな。」と思われてしまっては元も子もありません。

外見は顔だけでなく足の爪先から手の先まで徹底的に清潔にしておくことが大切です。ヒールやパンプスをお手入れしていない!というあなたは、是非今回の記事を参考に、お手入れをしてみて下さいね。

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